介護士が発症しやすい心の病気

仕事でストレスを感じるという人は多いものです。それは介護士も例外ではありません。介護士は人間関係や職場での待遇、身体的な負担などにより、ストレスを感じやすいと言われています。そうして溜まったストレスを発散できずに溜め込み続けると、心の病気になってしまうことがあります。介護士に多い心の病気は、うつ病や自律神経失調症、バーンアウトです。

うつ病は、気持ちが激しく落ち込んでしまったり、感情をコントロールできなくなったりする病気です。精神的な症状だけでなく、疲れやすい、食欲がない、疲れが取れないといった身体的な症状も現れます。
自律神経失調症は自律神経のバランスが崩れることで発症する病気です。うつ病と同じく気持ちの落ち込みや疲労感などの症状があります。自律神経はストレスだけでなく不規則な生活でも乱れると言われており、交代勤務により生活リズムが崩れることも発症の一因といえるでしょう。
バーンアウトは日本語で燃え尽き症候群と言われており、これまで一生懸命働いていたのに、突然燃え尽きてしまったようにやる気をなくしてしまう病気です。無理していると自覚しているにも関わらず、責任感などから休めず頑張りすぎてしまうことで発症します。バーンアウトからうつ病になってしまうケースもあり、深刻化させないためにも日頃からバーンアウトの予防や早期の回復に努めることが大切です。

こうした心の病気は、適度にストレス発散を行ったり、生活リズムを整えたり、しっかり休息を取ったりすることで防ぐことができます。もし今の職場でそれが難しいのであれば、休みが取れる職場や夜勤のない職場に転職することも考えたほうが良いでしょう。